フィギュアスケートの羽生結弦選手の初戦となった「オータムクラシック2017」。SPでは世界歴代最高得点を更新したものの、続くFSではまさかの4回転ジャンプ失敗。FSで5位、総合で2位と失速してしまった。
この試合を観戦したファンの間では、この失敗についてさまざまな憶測が飛び交っているという。
「FSの曲『SEIMEI』では、陰陽師風の衣装に黒い無地の手袋を着けるんですが、今回の試合で羽生選手は黒手袋をせず、素手で演技しているんです。実は試合が始まる前に『珍しい羽生選手の姿』が目撃され、ツイッターで話題になっていたそうです」(スポーツライター)
そのシーンとは、リンクサイドで羽生選手が黒い手袋をはめるところだ。右の手袋をはめ、左の手袋をはめかけたところで、両方はずし、手袋を両手にのせてじっと見つめ、困ったような顔をして考え込む……。そして手袋を振りながら離れたところにいる誰かに向かって、右手を動かしてみせたのだ。
「実は手袋が両方右手用だったんです。その後、手袋を着けるのをあきらめたのですが、ツイッターでは『困った顔がかわいい』『見たことのない表情』といった声や『ママに向かって手袋がないと言っていたらしい』『衣装を用意する責任は誰?』など、手袋の話題で盛り上がっていました。感情のコントロールも上手な羽生選手ですから、手袋のせいで失敗したということはないでしょうが、ファンはあれこれ見つけるものですね」(前出・スポーツライター)
思いがけないところで羽生選手の素顔が垣間見られ、結果は残念だったがファンにとっては嬉しいひと幕だったのではないだろうか。
(芝公子)