インスタ用にラーメンを撮るときといえば、真上からどんぶり全体を撮影する「真俯瞰」が主流ですが、グルメ雑誌ではあまり見かけない構図。というのも、実物以上に「美味しく見える撮り方」に則っているからだそうです。
●ラーメンの6時の方向から45°の角度でスマホを構える
●ラーメンの10時の方向から45°の角度でLEDライトを当てる
というのが、ラーメンが美味しそうに見える撮り方の基本なんだとか。グルメ誌カメラマンに補足説明をお願いしましょう。
「LEDライトは軽く、小さい(薄い)上に光が強いので、懐中電灯よりもオススメ。もちろん、スマホが2台ある場合は、スマホのライト機能で代用できます。これは、スープ表面に浮いた油を乱反射させることで、写真にツヤを出すために必要なんです。カメラの位置は45°で固定して、ライトを自分が美味しそうと感じる角度に微調整して、シャッターを押してください」
さらに、撮影にはちょっとした条件があるそうです。
「ラーメンが運ばれてきたら、1分以内。できたら10秒以内に撮影しましょう。みるみるうちに油が固まってくるのと、麺が伸び始めてしまうので、美味しそうではなくなってしまうのです。さらに、外の光や店内の照明が強すぎて、LEDライトの効果があまり得られない状況は避けたいところ。適度に暗いほうが、ラーメンが際立ってきて、いわゆるシズル感が出せます」(前出・カメラマン)
これであなたのラーメン写真が生まれ変わる!? 高カロリーな食べ物でも、美味しそうな写真を撮れば罪悪感が軽減するような気もします!