フジテレビの新人、海老原優香アナが下馬評を覆して大活躍だ。海老原アナは10月から情報番組「とくダネ!」(同)のMCアシスタントに異例の抜擢。9月5日発売の写真週刊誌「FLASH」(光文社)では、メインMCを務める小倉智昭が「孫のように年の離れた海老原がかわいくて仕方がない」と伝えており、“番組のドン”の心を早くも鷲づかみにしているようだ。
一方、海老原と同期の久慈暁子アナは壁にぶち当たってしまった。久慈アナは将来のエース候補と期待され、入社わずか3カ月で同局の看板番組「アナパンシリーズ」に起用された。だが、放送開始から3カ月足らずで同シリーズ最速の打ち切りに。7月から加入した「めざましテレビ」のレギュラーの座をかろうじて守っている状態だ。
「クジパンでの久慈アナは『そうですよね』『はい』『へぇー』『すごい』などの受け答えが目立ち、ゲストの話を引き出すというより、単なる“会話”になっていることが多かった。久慈アナが突っ込まないので、ゲストが気を利かせて自ら話題を切り出すというシーンもありました。話し相手としてはいいかもしれませんが、MCとしては疑問符がつきます」(テレビ誌記者)
海老原アナは学習院大時代に「ミスキャンパスコンテスト」準グランプリに輝き、久慈アナは元「non-no」専属モデルという輝かしい経歴から、入社当初から比較されてきた2人だが、これまで海老原アナは久慈アナの影に隠れていた。本人もそのことを認識していたのか、9月4日の番組改編記者発表会で「(ライバルというより)どちらかというと久慈が筆頭になって引っ張っていってくれています。『クジパン』だったり、あの時期から『めざましテレビ』をやっていたり。同期として支えてあげたい。尊敬しています」と語っていた。
「口では尊敬していると言っても、心の底では同期に負けたくないと思っているはず。公式プロフィールによれば、海老原のモットーは『新境地で結果を残す』。そのためにも、前任のタレント・菊川怜のように、小倉のイジリに上手に対応する技術を磨きたいところですね」(前出・テレビ誌記者)
海老原アナの忍び笑いが聞こえてきそうだ。
(石田英明)