美人たちの間で、共通して意識が置かれている部位があります。それは「首」。
なぜなら、首は年齢をそのまま表してしまう場所だからです。資生堂によると、首の皮膚の特徴は真皮が薄いことにあり、その分、老化が表れやすいのだそう。
ただ、汗腺が顔より2倍も多く、バリア機能も高いため、乾燥を感じにくいことから意識があまり向かないことも。日頃の美容ケアは首も行い、ぜひとも老化を防ぎたいものです。そこで、首のケアのポイントを紹介していきましょう。
●いつものスキンケアは首まで行う!
顔には化粧水をつけるのに、首はつけないという女性も多いと思います。資生堂によると、スキンケアは首まで化粧水や美容液などを塗って、顔と同時に行うといいそうです。元フジテレビアナウンサーの千野志麻さんは、毎日化粧水やクリームを必ず首まで塗って、首に年齢が出るのを防いでいるそうですよ。
●首元をマッサージする
美容液やクリームなどを塗るついでに、マッサージをしてシワを広げましょう。日本全身美容協会理事長の松本正毅さんの著書「セラピストのためのマッサージの基本:解剖生理学に基づいたマッサージの正しい理論と技術」(フレグランスジャーナル社刊)によると、首や胸の筋肉は頬や口元の筋肉と密接な関係で働くため、マッサージは大切だそう。とくに、首から胸元にかけてのデコルテ部分の老化は、顔の老化にも関わってくるため、フェイシャルマッサージでは欠かせないのだとか。
●枕に頭をつけたときにシワを作らないようにする
あきゅらいず美養品の会長である南沢典子さんの著書「すっぴん美人の教科書」(PHP研究所刊)では、枕が高過ぎて、首にシワができたまま寝てしまっていないか、注意喚起をしています。一度、枕が高過ぎないかをチェックして、ちょうどよい位置に調整しましょう。もしくは、低反発枕のように、首周りにフィットするものがいいそうですよ。
美人の肝は「首」にあり! ぜひ意識して、美活に励みましょう。