女性だけで集まり、食事やお酒を楽しんだり、あるいはお泊まりしたり。女子会を楽しむ女性たちは多いが、オンナが数人集まれば、自然とできてしまいがちなのが「女子会カースト」。
誰がこの場の権力者なのか? 誰に従うべきなのか? 全員が同等な立場ではなく、自然と上位層・下位層ができてしまうのだ。
そんな「女子会カースト」を経験した女性たちに、その実態を聞いてみた。
27歳会社員のKさんの場合は、あることをキッカケに女子会カーストでイッキに下位層に落とされ、女子会を離脱したことがあるという。
「英会話教室で仲良くなった人たち6人で、よく女子会をやっていたんです。私がみんなに声をかけたのがキッカケだったので、もちろん最初は私が店の予約や待ち合わせもしていて、その場の中心だったんです。それがある日、会社帰りに男性上司と2人で飲みに行ったところを女子会メンバーにたまたま見られてしまって。上司とはただ仕事の話をしていただけなんですけど」
女子会ではカレシの話もしていたというKさんだったが、
「知らない間に、『Kってカレシがいるのに別の相手と付き合ってる』という話になってたみたいで。その男性上司、イケメンだったんで嫉妬されたんですかね」
ということで以降、女子会の仕切りは別の人がやるようになり、Kさんは誘われるものの、「話をさえぎられたり、カレシの愚痴を言おうとすると『モテるんだから別にいいじゃん』と言われたり」するようになったのだとか。
Kさんと同じような経験を、34歳会社員のNさんもしているという。
「私は去年、離婚したんです。離婚するまでは、会社の同僚たちと女子会をよくやっていて、離婚相談にも乗ってくれて。みんな心配してくれてありがたいなと思ってました」
ところが最近、年下のカレシができた。さらに、会社の後輩男性からも告白をされたNさん。
「カレシはまだ20代で、後輩男性のほうは31歳で少し年下。この話を女子会でしたら、みんなサーッと引いたのを感じました。そこから自分の話をしづらい空気になって、女子会では“いるだけ”の地味な存在になってます。普段一緒に仕事をしてる仲間なので、抜けづらくて‥‥」
Nさん曰く、「女子会では現在進行中の不幸話を持ってる子のほうが、もてはやされるんですよね」とのこと。
一度入ってしまうと抜けづらい女子会では、オトコ関係の幸せ話は厳禁と心得ておきましょう。