散財自慢の有名人が多いなか、この男だけは違うようだ。
17日に発売された「女性自身」で、俳優の阿部寛が歯の治療費を半額にしてほしいと要求していたことを報じた。記事によると、阿部は芸能人御用達のクリニックで歯並びの治療を受けているというのだが、保険適用外のため高額になった治療費を「保険適用にできるはず」と強弁。根気よく値切り交渉を続けた結果、半額にまけてもらうことに成功したという。
「同誌では、阿部がバブル崩壊時に億単位の借金をしていた経験や、妻がつける家計簿にしっかり目を通す締まり屋であることも紹介していました。ただ、交渉で治療費が半額になったということは、ある意味、阿部の要求が的外れではなかったということ。一見、ケチのように思えますが、納得のいかない治療費は払わないという強い意志が感じられます」(週刊誌記者)
世間でも「歯医者の保険外治療は高すぎる。阿部さんは有名人にも関わらず、よく値切った」「恥も外聞も気にせず、半額にしてほしいと言えるのは逆にカッコいい!」と賛同する声が多い。
じつは、阿部の「納得できないことには金を払わない」姿勢は昔から一貫しているとか。テレビ誌ライターが言う。
「阿部はかれこれ15年も散髪に行ったことがないそうです。2016年6月に放送された情報番組『PON!』(日本テレビ系)で、かつて美容師に任せてカットしてもらったら、想像以上に刈り上げられてしまい失敗。以来、髪の毛は自分で切っていると話しています。望まないことにお金を払うのはどうしても納得がいかないのでしょう」
阿部のような吝嗇家が国会議員になれば、どこかのタレント議員とは違って、税金のムダもしっかりとチェックしてくれそうだ。
(石田英明)