ネットユーザーならご存知「Yahoo!Japan」には、「Yahoo!検索(リアルタイム)」というサービスがあります。これは人気SNSであるTwitterやFacebookなどに投稿された記事をリアルタイムで検索して、人気のキーワードや話題として抽出、お知らせしてくれる便利な機能なんです。
そんななか、同社はこのリアルタイム検索を利用して、Twitterで投稿されたツイート文から、人々の24時間に渡る感情の変化をデータ抽出したのだとか。
そこで、そのいくつかのデータ結果の中から「痛み」というキーワードに注目して見てみると、これまで気が付かなかった、人々の不思議な発見が見えてきたのです。
例えば「痛い」というワードは、朝7時台に多くつぶやかれトップキーワードに躍り出ます。以降、8時台には5位へと下がっていきます。この時多く書き込まれる「痛い」部位は「腰」。「腰が痛い」と思う人が急増するのです。
さらにそこから観察していくと、今度は16~17時前後に「頭痛い」が急上昇、そして17~18時前後なると「足痛い」がピークを迎えはじめるのでした。
つまりこのデータから窺い知れるのは、人々は朝の通勤時に腰が痛み、仕事が終わりつつある夕方頃に疲れが出て、足や頭が痛くなる人が増えてくるという”事実”です。
自分がいつカラダに苦痛を感じているかは意識したことがなかったけど、こうしてみると「確かにそうだ!」と膝を打ってしまいますよね。
こうしたいわゆる「ビッグデータ」の利用は、大企業だけのものではありません。私たちもこれらのデータを利用することで、顧客との新たなコミュニケーション方法や、アフター5の新たなビジネスチャンスが発見できるかもしれませんよ。