GPシリーズ開幕戦では2位ながら、公式試合で4回転ルッツを成功させ、今後のさらなる進化を予感させた羽生結弦選手。そんな羽生選手の試合にほとんど欠かさず帯同し、教え導いてきたのがブライアン・オーサーコーチだ。
自身も五輪で活躍し、トップ選手のプレッシャーや苦労を知りつくし、五輪シーズンならではのメンタルケアにも長けたオーサーコーチだけに、羽生選手の五輪連覇には欠かせない存在だと言われている。
そんな、心の支えとも言えるオーサーコーチが、10月28日に緊急手術を受けたようだ。
「海外の専門サイトのツイッター情報ですが、オーサーが胆のうの痛みで入院し手術を受けたようです。胆石など急な病変で手術が必要になったのではないでしょうか」(スポーツライター)
五輪の大事なシーズンにコーチ不在とは心配になるが、手術は一般的なものだったそうで、次に羽生選手が出場する11月10日開幕のNHK杯には間に合うようだ。腹腔鏡手術なので入院も短く、術後の安静期間も短くて済むという。
「海外のネットでも、オーサーの病状を心配する声や状況を問う声が飛び交っていますが、海外では日本以上に術後の入院期間は短いといわれ、コーチとしての仕事には特に影響はないのではないでしょうか」(前出・スポーツライター)
羽生選手が所属する「クリケットクラブ」には、オーサーコーチのほかにトレーシー・ウイルソンコーチもいて、今季はハビエル・フェルナンデス選手と羽生選手のコーチングに交替で当たっているという。
この入院がオーサーコーチにとって、五輪イヤーを駆け抜けるための、活力を養う良い休息の時となったと期待したい。
(芝公子)
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