フィギュアグランプリシリーズ(GP)第3戦「中国杯」に出場している本田真凜選手。第2戦の「スケートカナダ」ではショートプログラムのミスが響き、フリーで巻き返したものの5位という結果に終わってしまった。
本田選手のポイントは現在「7」で、中国杯で優勝して「15」ポイントを稼いだとしてもGPファイナルに進出できる上位6選手に入るのはかなり難しい状況だ。そんな本田選手には、厳しい声も寄せられている。
「フリーだけ見れば『スケートカナダ』では全体の3位ですが、125.64点というフリーの点数は前週のロシア杯で3位に入賞した樋口新葉選手の137.57点に遠く及ばない。にもかかわらずフリーで巻き返したことを褒め称えるニュースが多かったので、それを疑問に感じた人も多いようです」(スポーツライター)
試合後、コーチが「練習が足りていない」というコメントを出したことによって「練習しない選手」というレッテルも貼られてしまった。「浅田選手はもっと努力したんですよ」といった批判的なコメントが、本田選手のインスタグラムにまで書き込まれる始末。シニアデビューしたばかりの16歳にとっては、かなり苛酷な環境だといえよう。
「本田選手に甘さがあったとしても練習をわざとサボるような選手ではありません。良い経験になったと、前向きに受け止めてほしいですね」(前出・スポーツライター)
可憐なルックスに加え、チョコレートや化粧品のCMにも登場するなど何かと目立つ本田選手だが、過激なバッシングは本田選手の将来をつぶしかねない。この中国杯では、樋口選手、三原舞依選手との10代対決を見守りたい。
(笠松和美)