10月29日の「サンデー・ジャポン」(TBS系)の生放中、吉田明世アナウンサーが貧血で倒れ、退席する騒ぎとなった。だが、翌30日のラジオ番組「たまむすび」(TBSラジオ系)には元気に出演。吉田アナの上司である安東弘樹アナウンサーも登場して、謝罪を行った。
「安東アナは『たまむすび』の金曜日担当ですから、吉田アナと共演することはないのでリスナーも面食らったはず。そのうえ『吉田を体調不良に追い込んだ直属の上司でございます』と、自分の監督不行き届きが原因であるとして平謝りしたのだから、二度びっくり。同席した吉田アナも仰天していましたね」(芸能ライター)
吉田アナはアナウンス部・安東班に所属。吉田アナの仕事は、直属の上司である安東アナの元に届く制作からの発注メールによって決まる。仕事を振るたびに、吉田アナは「頑張ります」と快諾。倒れた後に、安東アナが吉田アナの勤務表をチェックしたところ、残業が長い上に多く、「ちょっと、ため息出ちゃいました」というほどだったという。テレビ雑誌ライターが説明する。
「吉田アナは明るい性格の美人でしゃべりにそつがなく、周囲の評判もいい。1度使うと2度、3度となり、本人も滅多に断らないので、おのずと仕事が集中してしまいます。一方の安東アナは50歳になり、“アンディ”と呼ばれてもてはやされた頃の勢いはない。長年務めた『アッコにおまかせ!』も卒業しています。今回の出演は体調不良の吉田アナをサポートするとともに、お座敷の減った自分の存在をアピールする絶好の機会だったのでは」
フジテレビの超売れっ子アナだった加藤綾子が生放送中に体調不良で退席した時も、殺到する仕事を断れなかったことが原因だったといわれる。その後、カトパンは自分のしたい仕事だけをチョイスできるフリーに転身した。
「来年、30歳を迎える吉田アナが今回の件で働き過ぎを見直し、フリーに転身してしまったら局としては大損出です。となれば上司の安東も管理責任を問われ、詰め腹を切らされかねない。そうした最悪の事態を回避するため、先回りして全面謝罪したという穿った見方もあります」(スポーツ紙記者)
上司の登場に恐縮しまくりの吉田アナだったが、さて安東アナの本心は?
(塩勢知央)