5日放送のドラマ「陸王」(TBS系)第3話の平均視聴率は15.0%、前回より1.0ポイント上乗せし同作の最高を記録した。この回で役者デビューを飾ったのが、緒形拳の孫であり緒形直人の息子である緒形敦。名前の「敦」は、母親で女優の仙道敦子からつけられたという。つまり敦は名優一家のサラブレッドなのだ。
ところが、そんな敦の記念すべき“お披露目シーン”の評判がいまひとつ芳しくない。
「まずは見た目が父親にも母親にも似ていないと指摘されています。両親はどちらもクリッとした目元が特徴的で華がありますが、敦の顔立ちはお笑いコンビ・アンガールズの山根良顕、瑛太などに似ている“地味顔”。山崎賢人演じる老舗足袋業者『こはぜ屋』社長の息子・大地の親友役として登場し、飲み屋で就職活動の愚痴を山崎とこぼし合うのですが、山崎が演技派に見えるほど素朴な演技を披露していました。父親の直人は88年公開の映画『優駿』で鮮烈にデビューし、新人賞を総なめにしていますが、今の敦にとって、父のハードルは極めて高いと言わざるをえません」(テレビ誌ライター)
ただ、デビューしたばかりということは、伸びしろだらけということ。緒形敦の大化けを期待して見守りたい。