11月24日、バラエティ番組「5時に夢中!」に堀江貴文氏が出演。ファストフード店などのキャッシュレス化について持論を展開した。
番組では、日本マクドナルドが11月20日からクレジットカード決済を導入し、ロイヤルホストなどの飲食店を手掛けるロイヤルホールディングスは、6日から支払いをクレカと電子マネーに限った「完全キャッシュレス化」のレストランをオープンさせたことを取り上げた。いずれも人手不足に対応する試みだという。
このテーマに関し堀江氏は「やっと出てきましたね」と前置きした後、「表では人手不足を解消するみたいな話をしていたけど、一番でかいのはレジの金を盗んだりするやつの対策ですよ」「これ、けっこうでかいですよ。スタッフがちょろまかすのが、これだとなくなるわけですよ、キャッシュレス化することによって」「キャッシュレス化って、すげえ大事なんですよ。レジの金、盗むやつ、けっこういるから」と、レジのお金の盗難対策に有効だと力説した。
しかし、番組を見ていた人からは「完全キャッシュレスだとクレカも電子マネーも持っていない人はどうするんだ?」「食券販売機にして売上の管理を店長にすれば、責任の所在もはっきりするし、問題ないはず」「ちょろまかす店員を雇った店も悪い」など、堀江氏の考えに異を唱える意見も散見された。
「堀江氏のいうように、コンビニやファミレスなどで、レジを締めるとき、売上のレシートと現金の数字が合わないという話は珍しくはありません。確かにキャッシュレス化でこうしたトラブルは防げるでしょう。しかし『レジの金、盗むやつ、けっこういるから』という表現には、不快感を示す飲食業界の人もいるでしょうね」(週刊誌ライター)
利便性か、人手不足解消か、盗難防止のためか。採用する企業も一番の目的を明らかにしてほしい。
(石田英明)