熊本市議会が揺れに揺れている。「そがんこつしたら私の逆鱗に触れると思わんと!」など熊本弁で市職員を恫喝した“パワハラ女性市議”こと北口和皇(かずこ)氏に続き、今度は“子連れ市議”の登場だ。
11月22日、熊本市議会議員の緒方夕佳氏が、生後7カ月の長男を抱いたまま本会議に出席。市議会の規則では議員以外の傍聴人は議場に入れないと定めており、それを本人に伝えたにも関わらず、緒方氏は聞く耳をもたず議席に座った。仕方なく議会事務局で赤ちゃんを預かることを提案すると、「預ける人を連れてきてますので」と断り、結局赤ちゃんは退場となった。これにより開会が40分遅れたという。
このニュースに対しネットでは「子連れはNGという議会のルールから変えるべき」「子育てという錦の御旗があれば、何をやっても許される社会がいいのか」と賛否両論、かつての“アグネス論争”のような展開をみせているが、そこに参戦したのが、子だくさんタレントで知られるつるの剛士だ。つるのは23日のツイッターでこう書いている。
「『保育園おちた日本○ね』の時もそうでしたが、働く女性や育児、待機児童問題。。などを正義の盾にして正論の剣を振りかざす社会にボクは発展はないと思うし、こういう問題提起の仕方は本当に悩んでいる働くママ達や子供が結局一番可哀想な思いをしてしまうんじゃないかなあ、と思いました」(原文ママ)
世論は批判に傾きつつあり、市議会運営委員会からも厳重注意を受けそうな緒方市議。風向きを変えるためには、“パワハラ市議”北口氏に頼んで議会を恫喝してもらうしか、ない?
(石田英明)