決死の告白も視聴者には素直に受け入れられなかったようだ。
若槻千夏が8日深夜に放送されたバラエティ番組「有吉ジャポン」(TBS系)に出演。声優業界へ進出することを目指していることを告白した。
番組では、若槻の私生活に48時間にわたって密着。その中で、11月から隔週でボイストレーニングに取り組んでいることが明かされ、若槻は「私、声優になりたいんです。これが本気なんです」と、本気で声優を目指していると報告した。声に特徴があることを自覚している若槻は、声優をこなせば仕事の幅が広がると考えているようで、歌える声優を目指しているとのこと。
若槻の歌声を聞いたMCの有吉弘行からは「魅力ない歌声」と酷評されていたが、ネットにも有吉に賛同する意見は多く「どうせ、すぐ断念するだろ」「隔週でのボイトレで声優なれるほど甘くないわ」「仕事もらえても芸能人パワーだろ」と、辛辣なコメントが目立っている。
「密着企画では若槻の私服ファッションも紹介されており、密着初日は約11万円のグッチのジャージ、2日目のコーディネートは合計46万円だったりと、すでに成功者の風格が漂っていた。その経済的下地があるからこそ、新しい業界にも躊躇なく踏み出せるのでしょう。また、声優はブレイクしたら息が長いですからね。
ただ、声優業界は思っている以上に競争が熾烈で、一向に芽が出ず貧乏生活を余儀なくされている若手や、本人の意向に反しながら大人のゲームの声を務めるなど仕事を選べないケースも多い。最近の声優アイドルブームで、ビジュアル要素が求められ、実力があってもスポットが当たらない人もいます。そんな中にすでに成功者である若槻が入ってくるのは、声優を生業にする人たちはもちろん、業界の暗部を知るファンもいい気はしないでしょう」(エンタメ誌ライター)
若槻としてもこういった批判があることは百も承知のはず。声優ファンに認められるよう、実力で仕事をつかみ取ってほしいものだ。
(田中康)