12月9日放送の「王様のブランチ」(TBS)に、来年1月14日スタートの連続ドラマ「99.9─刑事専門弁護士─ SEASONII」の弁護士コンビ、嵐の松本潤と香川照之が番宣で出演した。
昨年4月クールで最高視聴率19.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した人気ドラマ。満を持しての再登場となったわけだが、見どころは逆転不可能と思われる刑事事件に真正面から取り組む刑事専門弁護士の活躍だ。
「ストーリーの痛快さもさることながら、話題になったのは松本扮する深山弁護士が、何かひらめいた時に連発する親父ギャグ。番組プロデューサーは手探りで始めたといいますが、思いのほか視聴者に好評だったため、毎回入れ込むことに。収録現場でスタッフからダジャレを募り、どんどん採用されたとか」(テレビ誌ライター)
例えば第1話では「時計はほっとけい」「電話をかけても誰もでんわ」、第2話では「いただきマングース」「いただきマンドリル」「お金はおっかねえなあ、なあ、おかねさん」といった具合。
「王様のブランチ」では、親父ギャグにまつわるエピソードとして、松本がスタッフ、キャストにあれこれ根回しし、いかに現場でスベらずに大ウケするように心を砕いているかが語られた。ギャグのクオリティを上げるため、携帯電話で録音し繰り返し聞いて、間や声の出し方などを協議しているという。中でも松本が一番ノリノリらしく、「親父ギャグを撮る日は、2時間前からそのカットのことしか考えていない」と明かしている。
こうした松本の「キャラ変」とも言うべき変わりように、戸惑うファンもいるという。
「松本といえば、雑誌掲載の際は嵐で一番チェックが厳しく、とにかくカッコよさが優先されてきました。冠番組『嵐にしやがれ』の『THIS IS MJ』コーナーでもエエかっこしい一辺倒で、アクション対決でゲストに花を持たせることすら嫌がってきた。その松本が12月9日放送では、マッチョなケイン・コスギとトレーニング対決して、まるで歯がたたないダメダメぶりですからね」(芸能ライター)
「99.9 SEASONII」では、どんだけサムい親父ギャグを披露してくれるのか楽しみだ。
(塩勢知央)