「第68回NHK紅白歌合戦」(NHK)へ6度目の出演を果たし、今年もグループ・ソロともに絶好調だった関ジャニ∞。特に村上信五は、SMAP解散の追い風を受けるように、仕事の幅を拡充。司会業としてはアラフィフの中居正広を追走するアラフォー村上の構図が構築されつつある。
しかし、この地位を築くまでには長い潜伏期間があった。食うに困り、節約に励む日々。そんな折、手を差し伸べてくれた芸人がいた。同じ関西出身で、先に東京進出していた藤井隆だ。
「村上は、独身だったころの藤井の家にやっかいになっていました。というのも、古くはSMAPや関西発のジャニーズタレントは、関西芸人と絡むことによって、バラエティの基礎を学んだ歴史があります。村上も藤井と親しくしていて、上京した際に『ごはんでも行きたいです』とお願いしたそうです。すると、その流れでマンションに泊めてもらい、かわいがってもらったんです」(エンタメ誌編集者)
後輩の面倒をとことんみるのは、芸人もジャニーズも同じ。藤井は自炊の仕方、安いスーパーなど、生活圏内のレクチャーを村上にしたという。
「仕事で藤井が先に部屋を出ることも多く、合い鍵まで作り、まるで半同棲の彼氏・彼女状態になったそうです。人のいい藤井さんならではのイイ話です」(前出・エンタメ誌編集者)
そんな藤井も2000年、ソロシングル「ナンダカンダ」で、2001年にRe:Japanのメンバーとして「明日があるさ」で紅白歌合戦に出演。現在は、連続テレビ小説「わろてんか」で見せる演技が好評だ。そろって“国民的”と呼ぶにふさわしいレベルに達した2人。NHKで共演する日も遠くはなさそうだ。
(北村ともこ)