食べて痩せるダイエットでは、食事内容を工夫して栄養バランスを整えることが欠かせません。
食物に含まれる成分のうち、体に必要な必須栄養素があります。体脂肪を燃焼させるエネルギー源となる「炭水化物(糖質)・脂質」、ボディラインを引き締めるための筋肉をつくる「たんぱく質」、内臓機能を活性化させて代謝を高めるサポート役の「ビタミン・ミネラル類」、そして腸内環境を整えて便秘の予防・改善に役立つ「食物繊維」などが代表ですが、これら生命活動に必要な栄養素を摂り入れ、体内で活躍させることで、はじめて体全体の働きを活性化させることができるのです。
そのため、ダイエットでありがちな「あまり食べていないのに太ってしまう」という場合は、カロリーは摂取していても栄養バランスが悪く、うまくエネルギーを消費できていないのかもしれませんね。
とはいえ、1回の食事で必要な栄養素をすべてバランスよく摂取することは難しい…。そんな場合にオススメなのが、「納豆」です。1パックの納豆には、次のようにダイエットに役立つ栄養素が豊富に含まれているんですよ。
おかめ納豆を発売しているタカノフーズ株式会社が公開している『納豆の栄養価』によると、納豆1パック(45g)に含まれる各栄養素は次の通り。
■たんぱく質……牛肉肩ロース45g分(7.4g)
■マグネシウム(エネルギーの代謝を助けて動脈硬化を防ぐ)……牡蠣3個分(45mg)
■食物繊維……にんじん1本分(3.0g)
■ビタミンE(コレステロールを減らし血行をよくする)……トマト2分の1個分(0.5mg)
■ビタミンB6(免疫機能を健全に保つ役割を担う)……銀杏約80粒分(0.11mg)
■カリウム(血圧を下げ、筋肉や心筋の活動を正常に保つ)……トマトジュース5分の3缶分(300mg)
■鉄分(立ちくらみやめまいから守る)……牛レバー約40g分
■カルシウム(イライラの発生を防ぎ、骨や歯の形成を助ける)……プレーンヨーグルト2分の1 個分(41mg)
■ビタミンB2(肌や粘膜の健康を保つ)……豚肉肩ロース約100g分またはししゃも5尾分(0.25mg)
日々さまざまな食材を取り入れることがオススメですが、忙しい朝やすき間時間の昼食などではどうしても難しい…。そんな時こそ、納豆です! 手軽に栄養素を補給するお助け食材として、ぜひ活用してくださいね。
※健康維持に欠かせない栄養素が豊富な食品も、カロリーオーバーや体調不良につながる場合も。ダイエットは、食事のバランスを整え、運動を組み合わせて成功させてくださいね。