人気お笑い芸人のブルゾンちえみが1月30日、公式ブログにて大学受験の思い出について触れ、自らが通っていた国立・島根大学が第一志望ではなかったことを明かした。
ブルゾンは「私はセンター試験がうまくいかなかったので、第一志望の大学には行けませんでした」とし、自分の点数だと第一志望校ではE判定だったと説明。センター試験後にあらためて他の大学を一から調べなおし、その結果「大学に行けることになったので、よかった」と綴っている。
「ブルゾンによると『第一志望の大学に合格していたら、地元岡山を出ることはなかったと思います』とのこと。彼女は教員だった父親の影響で教育学部を目指していたので、第一志望はずばり国立の岡山大学でしょう。受験した年度や学科にもよりますが、岡山大学教育学部では594点未満がE判定。それが島根大学だと584点でもB判定となるので、ブルゾンの説明にも合致します」(大学受験に詳しいライター)
ただ大学受験の世界には「E判定からの大逆転!」といった指導法もあるようだが、ブルゾンはそういった一発逆転を狙わなかったのだろうか?
「国公立大学の受験ではセンター試験の成績と、各大学が実施する二次試験の成績を総合して合否を決めます。その配分割合は岡山大学教育学部ではおおよそ『9対4』になっており、二次試験での逆転はかなり困難。とくにE判定からの逆転は絶望的で、ブルゾンが志望校を変更したのは合理的な判断だったと言えますね」(前出・ライター)
岡山大学は旧制六高の流れをくむ名門で、地元では絶大な存在感を誇っている。ブルゾン自身ももし合格していたら「鼻高々の、挫折知らずで、プライドが高くなっていた(中略)そうなると、今頃ブルゾンちえみもおらず」と分析している。時にはセンター試験での失敗も、人生にとってプラスになることもあるようだ。
(白根麻子)