11月26日、大みそか恒例の「第66回NHK紅白歌合戦」の出場歌手が公式発表されたが、発表から数日たった今も、そのメンバー選考への不満が鳴り止まない。
NHKの担当プロデューサーは「今年の活躍の実績、私たちの調査による世論の支持、演出・企画に沿う出演者という3つの要素を総合的に判断して選定した」と説明したが、ももいろクローバーZ、きゃりーぱみゅぱみゅなどが落選し、あまり知名度の高くないアーティストが初出場することへの違和感を禁じ得ない。
そんな折、おぎやはぎの矢作兼がラジオ番組のなかで、紅白歌合戦に初出場する女性声優ユニット「μ’s(ミューズ)」について、「自分の知らない人が紅白出るってスゲェな!?」と疑問を投げかけ、物議を醸した。
「その後、μ’sがアニメから派生したユニットであることを知ると『そっちの世界では大スターなんだね』と矢作も理解を示していましたが、この一件が口火をつけ、ネットでは紅白の選考基準について賛否が巻き起こっています」(週刊誌記者)
まずは、今年で39回目の出場、もはや紅白のドン扱いの和田アキ子。
「何回“あの鐘を鳴らす”つもりなのか」「ヒット曲なんてもう何十年も出してないのに、過去の遺産でいつまでのさばる気でいるの? こういうベテラン勢を一掃してほしい」などとブーイングが集中。
そして3回目の出場を決めたmiwaにも批判の声が投下された。
「曲も微妙、歌もすごく下手、なぜ?」「“慶応卒”でゴリ押し感がハンパない」「全然人気ないじゃん!」「ミワさんは一人でいいでしょう」と散々だ。
もう一人のミワさんとは、ご存じ美輪明宏。こちらのミワさんには「紅白で初めてファンになりました」「紅白の質をグッと上げてくれる貴重な存在」など、期待するコメントも多い。
さらに昨年末、デビュー33年目にして初出場した薬師丸ひろ子については「透明感のある歌声に聞き惚れた。あまちゃんブームを超えた存在だと思うんだけど」と“アンコール”を熱望する声も多かった。
来年こそは、こうした視聴者のリアルな声を反映させた人選を期待したいところだが、大手事務所の圧力にがんじがらめの紅白運営スタッフには無理な注文だろうか?
(山内純)