最近、夫婦喧嘩が増えたような気がする、なんてことはありませんか? また、ちょっとしたことでイライラしたり、相手に八つ当たりをしてしまったり……。もちろん、人それぞれ理由は異なると思いますが、その原因の元をたどると、実は「更年期症状」だったということがあるかもしれませんよ。
株式会社日本ヘルスケアアドバイザーズが行った「36歳から55歳の更年期障害のような症状を抱える女性」400名に対する調査では、約3割の人が「夫婦やパートナーとの喧嘩が増えた」と回答しています。さらに、10人に1人は離婚を考えたことがあるのだとか。
更年期症状には「怒りやすく、すぐイライラする」「くよくよしたり、憂うつになる」などがあるといわれており、アンケート調査の結果によると、36~40歳くらいの女性が、他年代と比べて早くもこのような症状を多く訴えています。
更年期障害で夫婦喧嘩が増えた人が約3割もいたことに対して、本調査にコメントを寄せている小山嵩夫医師は、非常に深刻な問題であるとし、「お互いに思いやり、2人で15分ほど話をするなどして、毎日を気持ちよく過ごせるような工夫をすることをおススメします」と述べています。
イライラや八つ当たりなどの精神症状は、自分の気づかないうちに出ていることもあるそう。心当たりがあれば、一度、更年期症状を疑ってみるのもよいかもしれませんよ。