平昌五輪も後半戦に突入。冬のオリンピックの華といえばフィギュアスケートだが、村上佳菜子や安藤美姫ら元選手たちも解説やリポートで引っ張りだこだ。そんな中、安藤が「週刊女性」1月30日号に語ったインタビューが注目を浴びている。
安藤が過去に出場したオリンピックを振り返り、当時の苦労や成績を残せなかったことについて語っているのだが、そこに記載された「記録に残るより、記憶に残る選手になりたいと思ってきた」という発言に総ツッコミが入ってしまったのだ。
「記事では、安藤さんがバンクーバーオリンピックの後、演技を覚えてくれた外国人に声をかけられたことを明かし、記憶に残る選手になれたことを強調しています。しかし安藤さんは、世界選手権で金メダルを2度も取った“記録”も残した選手。つまり、オリンピックでは持てる実力を出し切れなかったと見られているわけです。しかも、引退が浅田真央さんより数年早く、浅田さんのソチオリンピックでの演技が強烈だったため、記憶より記録に残るのはやはり浅田真央だという人が多いのでしょう」(スポーツライター)
インタビューを読んだ人がもう一つ引っかかったのは「もともと優勝するためにやっていたのではない」という部分で、「え?オリンピックに出て金メダルを目指さないの?」といった意見もネットにあがった。また「記憶に残った選手かどうかは自分で言うことじゃない」「この人、ほんと無駄にポジティブだわ」といった感想も目立った。
ただ、選手としてはそれほど記憶に残らなかったかもしれないが、父親を明かさなかった出産やハビエル・フェルナンデス選手との交際では記憶に残ったという声もある。別の意味で記憶に残りすぎていることからその記録を忘れそうだが、安藤が偉大なスケーターであることは間違いないのだ。
(笠松和美)