日本人選手のメダルラッシュで大いに沸き、幕を閉じた平昌五輪。25日の閉会式は、さながらK‐POPクラブのようなにぎやかなイベントとなった。そんな中、韓国が生んだ世界的有名人の一人、ヒップホップアーティストのPSYが閉会式でのパフォーマンスを拒否していたことが話題になっている。
「閉会式のソン総監督は、PSYが『江南スタイル』をステージで披露することにプレッシャーを感じて辞退したことを語りました。江南スタイルは世界で爆発的にヒットし、曲中の馬ダンスはいまだに有名。開幕式ではそのマネをする選手もいましたから、オファーがあっても当然でしょう。ただ、実際に閉会式に出演したEXOや2NE1のCLら旬のアイドルに比べ、PSYの時代遅れ感は否めません。韓国のツイッターでも『PSYではない』というコメントが少なくなかったのです」(エンタメ誌記者)
そしてこのことが、2020年の東京五輪に影響するかもしれないというのだ。
「2年後の東京五輪で誰がパフォーマーとして出演するかがすでに話題になっていますが、一部ではピコ太郎の名前もあがっていたのです。トランプ米国大統領が来日した際には、晩餐にも呼ばれたほど世界的有名人ですからね。でも、彼が一世を風靡したは2016年。それから4年もたつのに、しかもネットから派生した一発芸を世界に発信していいものかと危惧する声もあるのです。その意味で、今回のPSYの判断は、東京五輪のパフォーマンスを改めて考える契機になるのではと見られているわけです」(前出・エンタメ誌記者)
じつは、今回の閉会式に出演したCLも「レディー・ガガの物まね」と各地で酷評されている。PPAPの目はないにせよ、東京五輪には世界を驚かせるパフォーマンスを期待したいものだ。
(小机かをる)