TOKIOの松岡昌宏が女装した家政夫・三田園薫に扮して大きな話題を呼んだ深夜ドラマ「家政夫のミタゾノ」(テレビ朝日系)が、1年半ぶりに帰ってくる。
「松岡が演じる三田園は、無表情ながら掃除・洗濯・料理・子守などを完璧にこなすスーパー家政夫。しかも派遣された家庭に隠された秘密に気づくと、問題を暴き出して解決するという“痛快覗き見ヒューマンドラマ”にもなっています」(テレビ誌ライター)
さらにドラマの中で紹介される「とっさの染み抜き方法」や「洗濯物が早く乾く干し方」など、家事に関するハウツー情報も役に立つと評判になった。
「何より注目は松岡の女装姿。本人が『鏡の中に自分の母親がいた感じ。そっくりなんです』と言うように、三田園メークを施した松岡はリアルなオバサンに見える。嵐の大野や相葉から『待ち受けにするから写真を送って』と茶化されたほどです。また家政婦紹介所で繰り広げられるガールズトークも人気が高く、この評判を聞いた松岡本人は『女優として認めてもらえたようで嬉しい』とコメントしていました」(前出・テレビ誌ライター)
4月放送開始後はファンや後輩の間で再び話題持ち切りになりそうだが、一方でこんな心配もあるという。
「家政婦ものといえば、テレビ朝日の『家政婦は見た!』シリーズで一世を風靡。ところが2011年、松嶋菜々子が家政婦を演じた『家政婦のミタ』(日本テレビ系)が、最終回視聴率で40.0%を記録する大ヒットに。日本テレビにすっかりお株を奪われた形になりました。今回の『家政夫のミタゾノ』復活は“本家”の力の見せどころ。数字がよければゴールデンタイム進出の目もありそうです」(スポーツ紙デスク)
ただし同作は、「深夜帯だからこそ良さが光るドラマ」というのがドラマファンの共通認識のようだ。
(窪田史郎)