一見、似たような接頭語としての「スーパー」と「ハイパー」だが、期せずして福士蒼汰が使い分けてくれた。
3月13日に放送された「スッキリ」(日本テレビ系)に、映画「曇天に笑う」公開に向けた告知のために、主演の福士蒼汰と中山優馬、小関裕太がVTR出演した。
「映画では、福士が『曇天三兄弟』の長男、中山が二男を演じているのですが、実生活で男兄弟のいない中山優馬が、『兄貴ができたらこんな感じなんだなー』と思っていたところ、『(実生活では福士が)末っ子って聞いて。お姉ちゃん、どんなスーパーお姉ちゃんなんやろ!?』と、福士の末っ子らしからぬ落ち着きに対して驚いたそうです。すると福士は『母親はそんなに落ち着いてない。めちゃめちゃ元気。もう“ハイパー”って感じ!』と告白。曰く、“感情第一優先”とのことで、メールでも誤字脱字が多く、この映画についても『晴天に笑ういつ公開?』と送ってきたそうです」(テレビ誌ライター)
ここで、スタジオ出演しているアメリカ出身の日本文学者であるロバート・キャンベル氏に天の声こと山里亮太が「スーパー」と「ハイパー」の違いについて質問をぶつけた。
「キャンベル氏の解説によれば、ハイパーは『物事の上を超える、超絶的な意味』で、スーパーは『ちょっといいね、くらい』と、だいぶニュアンスが違うことがわかりました。スタジオでも『アバウトに認識してたけど、そんなに違うんですね』と、感心。するとキャンベル氏は『そういう理由で、スーパーマーケットはあるけど、ハイパーマーケットはない』『スーパーマンは(すでに人気があり)超えちゃいけないから、ハイパーマンは(創作しては)ダメ』と続け、加藤浩次からは『ハイパーメディアクリエイター』という単語も飛び出し、異常な盛り上がりを見せました」(テレビ誌ライター)
英和辞書で引いても、似たような言葉で解説される2つの単語だったが、これを機会に明確に使い分けることができそうだ。