歌手のGACKTが日本女子体育大学附属二階堂高校で卒業式ライブを敢行。大物歌手の突然のサプライズライブに生徒たちは大歓声を送り、卒業式は感動の内に幕を下ろした。
「GACKTの卒業式ライブは今や毎年恒例のもの。2006年に兵庫県立舞子高等学校に始まり、12年間続けて楽曲『野に咲く花のように』を披露しています」(音楽関係者)
3月21日に放送された朝の情報番組「ビビット」(TBS系)では、その卒業ライブの模様に密着したVTRが放送された。
「始めたキッカケは、12年前に彼がパーソナリティを務めるラジオに送られて来た兵庫県の男子高校生からの投稿。阪神淡路大震災をきっかけに創設された『環境防災科』が、定員割れの危機にひんしているため、救って欲しいという内容でした。GACKTは“生徒みずからの力で定員割れを回避できたら卒業式で歌う”と約束。この提案に奮起した生徒たちは、なぜ今の時代に環境防災科が必要なのか、進路を迷っていた中学生やその親御さんたちに訴えて、自力で定員割れを回避。GACKTは宣言通り卒業式ライブを行いました。それ以来、GACKTは自費で毎年サプライズライブを行ってきました」(前出・音楽関係者)
話はそこで終わらない。この兵庫の男子高校生は、4年前からGACKTのマネージャーとなり、今では自身も卒業式ライブにかかわるスタッフになったという。「ビビット」の放送直後、このことが大きな話題となり、ヤフー検索ワードランキングで〈GACKT〉がランクインするほど話題となった。
「GACKTは、2016年自身のブログでも卒業式ライブについて触れています。そこで、〈中には、これを売名行為だという輩もいる。今更、ボクに売名をする必要はない。あくまでも、ボクのエゴだ。アーティストとして生きている、ボクの意地でもある〉と書いており、“売名行為だ”と非難されたことに対して反論しています」(女性誌デスク)
このブログを読んだファンからは〈ガクトさんの考え方、生き方がたまらなく好きです〉〈GACKTさんの言葉はいつも芯が通ってて真っ直ぐで揺らぎがなくて素敵です〉など、共感コメントが多く寄せられた。
自費の卒業式ライブを“アーティストとしてのエゴ”とは、けだし名言。この生き方をこれからもぜひ貫いて欲しい。
(窪田史朗)