3月25日放送の「メレンゲの気持ち」(日本テレビ系)にゲスト出演した裕木奈江。3月13日に最終回を迎えたばかりのドラマ「FINAL CUT」(フジテレビ系)では、主役を演じたKAT‐TUN亀梨和也の母親役を好演し、23年ぶりの民放連ドラ出演が話題になっていた。
88年に17歳でデビューした裕木は、92年放送の2夜連続ドラマ「北の国から’92巣立ち」(フジテレビ系)で吉岡秀隆演じる純の子どもを身ごもるも中絶するタマコを、翌93年7月期放送「ポケベルが鳴らなくて」(日本テレビ系)では故・緒形拳演じる友人の父親と不貞関係になるヒロイン・育未を演じ、演技力は称賛されるも多くの女性から大バッシングを受けた過去がある。
番組では「私は捨てられる女性ばかり演じていましたね」と過去を振り返り、自分の容姿が地味であること、当時所属していた事務所が弱小だったことから「大きな事務所の人が断るような役が回ってきたんじゃないかな」と自己分析するひと幕もあった。
「裕木は06年公開のクリント・イーストウッド監督作品の映画『硫黄島からの手紙』の出演をきっかけに本格的にハリウッド進出を果たし、国際派女優と呼ばれるようになりました。同作では13歳年下である嵐の二宮和也と夫婦を演じましたが、その時はバッシングされることはありませんでした。この日の放送でも二宮について触れ、演技力を褒めたものの、『もっとかっこいい感じの方かと思っていたんですけど‥‥』とポツリ。会話の流れからすると『かっこいいだけの人じゃない』という称賛のニュアンスが込められていたはずなのですが、一部の二宮ファンは怒り心頭なのだとか」(女性誌記者)
女優はバラエティ番組に出演すると素顔がわかるため、好かれるか嫌われるか、諸刃の剣だと言われている。裕木の場合は、素顔をベールに包んだまま女優業に専念したほうがよさそうだ。