3月28日に放送された情報番組「ビビット」(TBS系)は、3年間コメンテーターを務めたオリエンタルラジオの中田敦彦の最後の出演となった。
中田は番組卒業の挨拶の中で「盛り上がるかなと思って、必要以上に攻撃的になってしまったこともあり、今となっては攻撃してしまった人たちに陳謝して回りたいという思いもあります」と反省の弁を語った。
ネットでは労いの言葉もあったが、辛辣なコメントが多数を占めた。「卒業というよりクビ」「知ったかぶりが多く、勉強をしている感じがあるのは一部だけ」「お笑い芸人としてもコメンテーターとしても中途半端」「面白くないのが致命的。知的に振る舞うのも無理がありすぎ」「要は、干されたと…」「陳謝して回るくらいなら最初から発言するな。コメンテーターの資格なし」など散々だ。
「中田自身、初のコメンテーターとしての仕事であり、番組を盛り上げるために発言が過激になったと思います。しかし視聴者はごまかせなかった。付け焼き刃的な知識を振りかざし、乱暴な表現で笑いも満足に取れないと見る向きも多かったようです。それにしても芸能人を批判しすぎたのは、今後の中田の芸能生活にとってはマイナス以外何ものでもありません」(テレビ誌記者)
例えば、2016年に発覚したタレント・ベッキーの不貞問題。スクープした「週刊文春」にベッキーが「不貞相手の妻に謝罪したい」などの手紙を送ったことに対して、中田は厳しく反応。手紙の内容が間接的に外部に伝わることをベッキーが狙っているとして、「あざとく感じる」と発言。一部から「そこまで批判する必要はない」などと反感を買った。
「『ビビット』で歯に衣着せぬ発言を繰り返す中田に対して、MCの国分太一が『どこまで敵を作るんだよ』と突っ込んでいたほどですからね。これから中田が信頼を取り戻すのは大変でしょう」(前出・テレビ誌記者)
張り切り過ぎたツケは大きい。
(石田英明)