本人の意思とは無関係に、所属事務所のこだわりで付けられた芸名も多い。昨年は月9ヒロインを務め、めっきりイイ女になったと評判の「石神国子」もその一人。え、誰だかわからないって?
「芸名は石原さとみです(笑)。その由来を石原裕次郎から取ったものだと思っている人もいるようですが、実際は芸能界の『原石』を逆にして苗字に。『聡』明で『美』しい人であれという意味の『聡美』を平仮名にして命名されました」(芸能プロダクション関係者)
こうしたこだわりとは、無縁なケースもある。ここでは「直感型」としよう。代表的な例では女優の北乃きい。名前の「きい」は、所属事務所の社長が北乃と会った瞬間に「黄色いイメージがある」とひらめいたことから付けられた。「元気いっぱい」の“きい”という意味づけまで浮かんだというが、本名の「松村沙也加」よりはインパクトがありそうだ。
さらには、こんなケースも‥‥。
「元ソフトバンクの斉藤和巳と離婚したおバカタレントのスザンヌに至っては、番組スタッフの『キミはスザンヌって顔だ』の一言で決定したそうです」(放送担当記者)
まさに、おバカタレントの“原点”は、芸名の命名時にまでさかのぼっていると言えそう(笑)。
勝手に付けられたといえば、本名・岡部広子こと優香もそう。
「デビューにあたり、大々的に芸名を公募。実に1万7000通もの応募があった。由来は『っていうか』と『優しい香り』からだとか」(芸能記者)
その選択は間違っていなかったようだ。