4月3日、女優の浅田美代子が動物愛護法の改正を求めて中川雅治環境大臣と面会した。浅田の要望は、繁殖業者の免許制や虐待される動物の保護制度の確立などで、およそ16万7000人分の署名も提出された。
この浅田の行動に対しては「浅田さんの行動力はすばらしい」「賛成!賛成!賛成!」「素敵すぎる!心から応援したい」など、賞賛する声であふれているようだ。
「今は登録制の繁殖業者をきちんとした免許制にしよう!という主張です。劣悪な環境で次から次に繁殖を繰り返したり、動物を虐待している業者は確かにあります。まずはそういう悪質な業者をなくすことが殺処分ゼロにつながるはずです」(ペット誌編集者)
浅田自身も保護犬を何匹も引き取り、チャリティなどにも熱心に取り組んできた。また、相当の寄付をしていることも伝わっている。愛するペットをSNSなどで紹介する芸能人は少なくないが、ただのペット好きとはレベルが違うようだ。
「浅田さんだけでなく、滝川クリステルさんや杉本彩さんは自らが動物愛護団体を設立しています。保護施設からペットを迎えてくれる芸能人も少なくない。そういう知名度のある人たちが熱心に呼びかけることで、不幸な動物は確実に減っていくと思います。ただ、殺処分がゼロになった後、保護された動物たちの行き場がないという問題が生じる可能性もある。善意の民間の保護施設はすでに限界を超える数の動物を受け入れていますから」(前出・ペット誌編集者)
「ペットは保護施設から」が常識になって初めて不幸な動物たちは減っていくのかもしれない。
(笠松和美)