地方巡業の「舞鶴場所」で、挨拶中に土俵上で舞鶴市長がくも膜下出血で倒れた問題。あたふたする関係者をよそに、数十秒後に土俵上に駆け上がって心臓マッサージを始めたのは、この日に観客として訪れていた市長が経営していた病院の女性看護師。この奇跡の対応で市長は一命を取り留めたといってもいいのに、なんと場内では「女性は土俵から降りてください」という再三のアナウンスがあったことで観客は騒然となった。
当然、ワイドショーなどでも取り上げられ「伝統なのか人命なのか」と当たり前すぎる議論が展開されるなか、ある相撲OBの発言に視聴者はあ然としてしまったようだ。
「元関取の大至ですね。各局で協会側の発言を繰り返していますが、4月6日放送の『ひるおび』(TBS系)に出演すると、行司の動転してしまった末のアナウンスだという協会の言い分を支持。倒れた市長さんを気遣う発言もほぼなく、ちょっと驚きました。しかも、次の巡業場所である『宝塚場所』で女性市長が土俵上で挨拶したいという要望を断られたという話題になると、女性は土俵に上げられないとかたくなな態度を見せ、『(この騒動に)乗っかりすぎ』と即答。さらに『お門違い』とまで言い放った。あげくに、宝塚の舞台にも男性は上げないから同じだといった発言まで。これには視聴者があ然とするのも当然です」(女性誌記者)
直後のネットも大炎上。「大至さんちょっとヤバイ」「宝塚が男性を舞台に上げないのはショーのことでしょ。誰かが倒れて男性の医者は舞台から降りろなんて絶対に言わない」など猛反発状態に。
ここは、日本相撲協会評議員会の池坊保子議長の見解を聞いてみたい。
(飯野さつき)