レオナルド・ディカプリオは人生の中で今まで3回死にかけたことがあるそうだ。サメに襲われたこと、飛行機のエンジン故障、スカイダイビング中のアクシンデントを含む経験の中で死を感じたというディカプリオはワイアード誌のインタビューに対し、「南アフリカでダイビングをしていたときに僕が入っていた檻の中にサメが突っ込んできたんだよ。もうサメの体半分は檻に入っちゃってて、噛み付こうとしてきたんだ。なんとか檻の底の方にいって寝転んで平らになろうとしたよ。僕の頭から腕の長さくらいの距離のところで5、6回噛み付こうと試みていたね。ダイビングのスタッフたちは30年間この仕事をしてきたけど一度もこんなことは起きたことがないって言っていたよ」と語った。
さらにサメ事件にとどまらず乗っていた飛行機のエンジンが炎上してしまったため緊急着陸を要する事態にも巻き込まれた体験話を続けるディカプリオは、「ロシアへ行くためのデルタ航空機に乗っていたときだったね。僕はビジネスクラスにいて、僕の目の前でエンジンが炎をあげたのを見たんだよ。座りながら飛行機の羽部分を見ていたらすべての羽が炎に包まれて爆発したんだ。飛行機の中でも惑星が爆発するように巨大なタービンが爆発したのを見たのは僕だけだったんだよ。すさまじい体験だったね。パイロットは数分間全エンジンを停止したんだ。乗客の誰一人として言葉を発しなかったから飛行機内が完璧に無音だったよ。スリル満点の経験だったな。それからまたエンジンをスタートさせて、ジョン・F・ケネディ国際空港に緊急着陸したんだ」と話した。
最後にスカイダイビング中に起きた出来事について「あれは2人で行うスカイタイビングだったね。一つ目のパラシュートを開くとそれがからまってしまっていたんだよ。だから一緒に飛んでいた男性はそれを切り取ったんだ。それから5秒から10秒僕らはひたすら落ち続けたんだ。そのとき僕は予備のパラシュートがあることなんて知らなくてただこのまま直下して死んでしまうんだと思ったよ。でも、その後何とかその男性は空中でパラシュートを開いてくれたよ。おもしろかったのは彼に『僕らは落ちている速度が速すぎるから途中で君の足が折れてしまう可能性がある』と言われたことだったね。僕が人生の走馬灯を2回も見たあとに彼が、『ああ、君の足は折れるだろうね』って言ったんだから」とディカプリオは同誌のインタビューの中で振り返っていた。