“ミッチー王子”ことミュージシャンでタレントの及川光博から、かつて直々に「王子を引き継ぐ」と言われたことがあるKinKi Kids・堂本光一。確かにテレビで見かける光一の姿は、誰もが認める“王子感”そのものだ。
だが、テレビだけではない、ステージでの光一を知るファンに言わせれば、彼のもうひとつ魅力はその「MC力」にあるという。
「光一のソロコンサート上でのMCの長さは、ときに30分にも及ぶことがよくあります。しかしその部分をDVDに収録しようとすると肝心の曲が入らなくなってしまうことから、いつも大幅にカットされてしまうんです。そのため、光一のMCはまさに“その場”でしか聞くことができない。そんなこともあって、ファンはなおさらコンサートに足を運ぶんです」(芸能誌ライター)
なかでも光一の“ファンいじり”は独特で、ほかのファンならドン引きしてしまうほどの“ドS発言”を連発するのだという。
「今年の夏のソロコン“Spiral”でも、その暴言MCは炸裂していました。たとえば遠い2階席のお客に対して、いかにもなリップサービスはしません。『見えてませ~ん!』と正直に言ったかと思えば、1階席には『見てませ~ん!』なんて突き放すんです。ただ、これが光一MCの真骨頂。この後に『見える見えないじゃない! 感じるんだ!』と叫ぶと、その落として上げるツンデレパターンにファンは『きゃ~、きた~!』と歓喜の声を上げるんです」(前出・芸能誌ライター)
こうした光一の止まらないツンデレ発言に、ファンも独特のスタイルでコミュニケーションするという。
「たとえば『彼氏いる人~』と呼びかけて会場が静まると『だろうね! だろうね! だろうね!』と追い打ちをかけ、「じゃ、今日は俺と‥‥」と盛り上げる。でも、その直後に『コンサート終わったら速攻別れるけど、きっぱりとね、さよなら!』なんて突き放したかと思えば、ファンからは「ハゲ!」と呼ばれ、光一も「ブス!」と言い返す。こんなやりとりはほかのジャニーズのコンサートではありえない光景ですよ」(女性誌記者)
こうした数時間限定の“ツンデレデート”を楽しむことで、初めてコンサートに来たファンは、さらに光一のトリコになってしまうという。
「光一のバックで踊っていた後輩の一人が、そのやりとりをマネしてファンに同じような対応をしたところ“非難轟々”だったとか。それを光一に話すと『これは信頼関係がないと成り立たないんだ』と話したといいます」(前出・女性誌記者)
まさか“塩対応”の元祖が光一だったとは‥‥。アイドルとファンの関係はさまざまだ。
(琴葉)