Sexy Zone・中島健人の“王子様キャラ”が少しずつお茶の間に浸透中だ。ジャニーズの歴代“王子”といえば、KinKi Kids・堂本光一、タッキー&翼・滝沢秀明、山下智久、Hey!Say!JUMP・山田涼介。そして、今ではコメディの域に達しつつあるNEWS・手越祐也もかつては“貴公子”の位置づけだった。
「今は中島の右に出る王子はいないでしょう。2年前に開催されたセクゾのファンミーティングのハイタッチ会では、ファンと指を絡めたといいます。その事実を、ラジオに寄せられたメールで知ったKinKi Kidsの堂本光一は『怖い、怖~い!』とドン引き。ひたすら“怖い”を連呼しながらも、最後には『ジャニーズの鑑』と褒めたたえています」(アイドル誌ライター)
中島の場合は、生まれながらにしてアイドルのDNAが流れているようだ。父親は英国紳士のようなジェントルマン。これまでに数多く誕生してきたケンティ語(中島発のキザ語)も、発祥は“パパティ”と呼ばれる父親からだった。
「幼いころから、王子様としての教育をスパルタで体に叩きこまれてきたそうです。お母さんが自家用車に乗るときは必ずレディファーストで彼が扉を開けてあげるそう。クセなのか、メンバーの松島聡のためにもタクシーの扉を開けて『どうぞ』と言ったといいますから、その“王子力”は筋金入りです」(前出・アイドル誌ライター)
その松島が風邪をひいたとき、バラを100本贈ったという信じられない逸話もある。試しに松島が数えてみると、しっかり100本あったという。なぜ、バラの花束だったのか。中島いわく、「(風邪が)治ってなかったら。バラの匂いをかいで」という願いを込めたのだとか。
大先輩の東山紀之、チュートリアル・徳井義実らと食事に行ったときは、誰よりもかいがいしく動く気配り人間の側面も併せ持つ。その落差こそが、ケンティの真骨頂だ。
(北村ともこ)