TOKYO MXの人気バラエティ番組「5時に夢中!」で、レギュラーコメンテーターが連日、5月16日に亡くなった西城秀樹さんの思い出を語った。
5月22日は、作家の岩下尚史氏と女優の波乃久里子が登場。波乃は「秀樹さんは本当に父のことが好きで歌舞伎座に良く見に来てくれました」と、西城さんが十七代目中村勘三郎のファンだったことを明かした。
さらに、ドラマ「寺内貫太郎一家」の出演者が皆で観劇に来た際、樹木希林の「ドレスアップしていくのよ」との号令で、西城さんはタキシード姿で現れたそう。また、同ドラマで左腕を骨折した時は「タキシードの左袖を切って、腕を吊って来てくれて。西城さんのその姿に父が感激して泣きました」と感慨深そうに語った。
翌23日には、女優の美保純と医師のおおたわ史絵氏が登場。
美保が、1983年に放送されたドラマ「明石貫平35歳」(日本テレビ)で共演した際、広島出身の西城さんが「本当のお好み焼きを食べさせてあげたい」と言って、スタジオに鉄板や材料を持ち込み、自ら焼いて共演者に振る舞ってくれたエピソードを明かした。
おおたわ氏は、「西城さんが『YOUNG MAN』を歌った年のレコード大賞は西城さんだと思っていたけど、名前を呼ばれたのはジュディ・オングだった。そうしたら、西城さんがスッと立ち上がって、ジュディさんをエスコートしたのよ。カッコよかった」と当時を鮮明に覚えていると話した。
実はこの年、「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」は、外国人の作曲作品のカバーであったため審査対象から外され、「勇気があれば」でのノミネートだったのだが、西城さんの爽やかな男らしい人柄を表しているエピソードに、悲しみをあらたにした視聴者もいたようだ。