吉高由里子主演ドラマ「正義のセ」(日本テレビ系)の第8話が5月30日に放送され、平均視聴率は9.4%と前回より0.4%アップした。
この日の物語は、人身事故を起こした人気上昇中の俳優に代わり、そのマネジャーが出頭。事件の裏付け捜査のために、主人公の検事・竹村凛々子(吉高)が奔走するという内容。
正直、ありきたりな展開だったのだが、視聴者からは「今回、俳優が自首してよかった。マネジャーと互いに相手を思い合っての行動で気持ちが優しくなりました」「身代わりだというのは予想できたけど、マネジャーとタレントの絆にフォーカスしていたのは良かった」「守られた方の良心の呵責も最後の決着の仕方もその心情の流れが、自然に理解できた。最後、不覚にも泣いてしまいました」など、すんなりと感情移入できて共感を呼んだようだ。
ドラマウオッチャーは「ただ1つ、残念な場面があった」という。
「警察官の使用する自転車に乗って、凛々子が事件現場付近の防犯カメラをチェックに行くシーンで、凛々子がバッグを自転車のハンドルに掛けていました。自治体にもよりますが、東京都の条例では『積載装置から左右に15cmを越えてはみ出さないこと』という規制があり、厳密にいうと交通ルール違反なんです。法の番人である検事がルール違反はまずいかな。誰かが気付いたのか、次のシーンでは肩に掛けていたので、ちょっと笑っちゃいました」
正義感あふれる凜々子だが、第9話では、過去に担当した痴漢事件の真犯人が逮捕され「冤罪」だったことが発覚。「絶対に冤罪だけは出さない」と心に決めていた凜々子は動揺し、いつもの元気が失せる。この窮地からどう脱するのか、次回にも期待できそうだ。