優れた脚本家に贈られる「第36回向田邦子賞」を受賞し、5月29日に都内で行われた贈賞式に出席したお笑い芸人のバカリズム。17年4月期放送の深夜ドラマ「架空OL日記」(日本テレビ系)の脚本での受賞となった。バカリズムは「10年くらい前に個人的な趣味でOLになりすまして書き始めたブログが書籍化、ドラマ化され最終的に向田邦子賞。この展開のほうがドラマっぽい」とコメントし、報道陣を笑わせた。
「バカリはこの作品で脚本だけでなく主演も務め、普段と変わらない程度のメイクにロングスカートやぐるぐる巻きにしたマフラー姿、フワモコな部屋着、ブルーの銀行OLの制服などを着用。どの姿も『普通にOLに見えるからすごいけど怖い』と絶賛されていました。16年9月期から3クール連続で『黒い十人の女』『住住』『架空OL日記』(すべて日本テレビ系)と連ドラの脚本を担当し、しかも『黒い~』は声のみの出演でしたが、他の2作は出演もして、さらにピン芸人として『IPPONグランプリ2016.11.19』では準優勝。『IPPONグランプリ2018.3.10』では優勝を果たしていますから、その才能の豊かさと仕事の速さには頭が下がります」(広告代理店社員)
ネット上ではバカリズムに対する祝福の声と同時に、今年はまだバカリズム脚本のドラマが放送されていないことから「今年はドラマをやらずに芸人の年?」「脚本家として今年は充電の年?」といったコメントが見受けられるが、次回作を早く見たいものだ。