史上最速で段位を上げ続けている将棋の藤井聡太七段。6月10日に、その祝賀パーティーが名古屋市中区で開催された。この会はもともと五段への昇段を祝うためのものだったが、昇段するスピードに会の準備が追いつかず、このたびやっと開催の運びとなった。
「このパーティーで、河村たかし名古屋市長がある提言をしました。河村市長は以前から藤井七段の活躍を記念し、名古屋に公式試合のできる将棋会館の建設を考えているというのです。公式試合のできる将棋会館が名古屋にあれば、藤井七段が対戦のために各地へ行く回数が減って、学業との両立に少しでも役に立つのでは、という話もありました。そしてそれ以上に、藤井七段にはいつまでも名古屋にいてもらって、東京に行かないでほしいと訴えたんです」(女性誌記者)
藤井七段にとっては突拍子もないお願いで苦笑する以外はなかったようだが、「東海地方に初のタイトルを持ち帰りたい」とコメントしており、当面は愛知を拠点に活動することは間違いなさそうだ。とはいえ、昇段と同様、尋常ではないスピードで次々と勝利を重ねていく藤井七段だけに、あっという間に「東海地方初のタイトル」を叶えてしまうかもしれない。ひとまず、高校在学中の3年間に、将棋会館建設の話をまとめる必要がありそう?
(伊藤その子)