正論ではあるものの、過去の発言が邪魔をしてしまったようだ。
和田アキ子が、6月9日放送のラジオ番組「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(ニッポン放送)に出演。未成年女性に飲酒を促したことで、当面の活動を自粛したNEWSの小山慶一郎について言及している。
和田は小山とお酒をくみ交わす機会があったといい、その時は振る舞いも明るく好印象だったことを説明していたが、今回の騒動については「認識が甘い」と一蹴。小山の“20歳だと聞かされていた”という弁明に対しても、和田は「こんなこと(未成年だと)分かんなかったっていう、言い訳いっぱいあるけど、それはダメだと思うね」と厳しく批判。
続けて、「キャスターなんだから。よくあるのは一気飲みとか、一時期問題になったじゃない。急性アルコール中毒とか…。それが未成年と思った時、怖いでしょ」と、若い女性に一気飲みコールを煽ること自体が危機感に欠けていると、芸能界のご意見番らしい意見を披露した。
しかし、一部からは「あなたも後輩に酒を強要してませんか」「中学から酒もタバコも手を出してたんじゃないの」「言ってることは正しいけど、この人が言うと説得力ないな」といった意見が見られている。
「未成年の疑いがある人がいたときに、飲み会を事前に中止にしたエピソードを話すなど、和田自身は仕事関係先に迷惑をかけないようにという思いが強くあることを説明していました。そんな和田ですが、かつて『アッコにおまかせ』(TBS系)で未成年飲酒についてのニュースを紹介した際、『私が保護者だから、(保護者の)代わりに(未成年の)姪っ子なんかに飲ますのは、ありゃ良くないの?』というぶっ飛んだ発言をして物議を醸しています。アナウンサーから『それはいま言わないほうがよかったかもしれません』と注意を入れられると、和田は『自宅に、自宅に、自宅にいてですよ!』と慌てて否定していましたが、お店でも自宅でもアウトであることは当たり前。テレビに出る立場の人間がする発言ではないと批判を受けてしまいました」(エンタメ誌ライター)
この問題発言から10年以上経っているが、あまりにインパクトが強い内容なだけに、せっかくの正論がかすんでしまったようだ。
(田中康)