全く反省していなかった?
昨年5月に酒気帯び運転をしたとして逮捕され、事務所が無期限謹慎処分としていたピン芸人・ガリガリガリクソンが芸能活動を再開させた。
ガリクソンは6月26日、京都・祇園花月の公演で前説を務め、舞台終了後の囲み取材にはスーツで登場。騒動について「不快に感じられる方もいらっしゃると思います。批判は覚悟しています。一から出直しをさせてください」と謝罪。取り消しになった運転免許も返納していることを明かしている。
ただ、世間から問題視されているのは前説のネタの内容だ。ガリクソンはテンション高めに舞台に登場し、「きょうは皆さん、大ハズレ!私、飲酒運転をさせていただき、1年間の謹慎を経て、久しぶりの舞台でございます。まだ酒が残っているかもしれません」と、いきなり自虐ネタを投下。返す刀で「今日、ハイボール40杯飲んで車で来られた方いますか?はい、僕だけですね。ややウケですね」と、再び事件に絡めたジョークで笑いをとったのだ。
この前説の内容を紹介したネットニュースがヤフーのトップに掲載されると、ネット上には「こいつは本当に反省してるのか」「全然面白くないし、ただただ不愉快」「お前は逮捕されてるんだから笑いに変えるのは違うだろ」などといった声が上がるなど、1年ぶりの渾身の自虐ネタも大不評だったようだ。
「需要があるかないかは別として、一から出直して再チャレンジする姿勢は咎めるものではないですが、事件で笑いを取りに行ったことに対しては嫌悪感を抱く人が多かった。自虐ネタは昨今の芸人の得意技とも言えますが、ガリクソンの場合は不貞愛などではなく、法律違反をして逮捕されている立場ですから、より叩かれてしまいましたね。また彼は、謹慎中にツイッターに鍵をかけて『週刊文春』を挑発したり、居酒屋のメニューをアップして『さけうめー!ばーか!』と書き込んでいたりもしていますから、今回も“反省の色なし”と受け取られてしまったようです」(エンタメ誌ライター)
せめて体型が芸名のようなガリガリに痩せていれば、反省の深さを示すことができたかも?
(田中康)