やはり芸能人側も不祥事に関する扱いの差を痛感しているようだ。
お笑い芸人の小籔千豊が7月1日に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、トラブルを起こしたタレントの、その後の処遇の違いについて言及している。
未成年女性との飲酒騒動により、約20日間の謹慎処分を終えたNEWS小山慶一郎の話題になった際、小藪は「芸能人によってはワイドショーや週刊誌がただ盛り上がりたいからたくさん刑罰を与えた方が良いんじゃないか、この人は大したことないタレントだから別に構わないとか」と述べ、メディア側も取り上げるタレントを様々な都合によって取捨選択しているのではないかと主張。
また、不貞行為が報じられたタレントの中にも、干される者とお咎め無しの者がいると語り、扱いに差異があるとの持論を展開した。
「これは小藪だけでなく、一般視聴者も感じていることでしょう。ゲス不貞と揶揄され、約1年間謹慎していたベッキーはまるで社会の敵のような扱いを受けた一方、ほぼ同時期に不貞行為を報じられたモデルのマギーは何事もなくテレビに出ています。遡れば、かつてのペニーオークション事件に加担したとされる多くの芸能人が“スルー”したにも関わらず、なぜかモデルの小森純だけが泣きながら謝罪し、テレビから遠ざかるという事態になりました。世間はこれらの扱いや処遇の差に、政治力の違いを感じているようです」(エンタメ誌ライター)
もちろんトラブルへの対応は、各事務所の裁量による。だが、同じようなケースで処遇差があるのは、不公平と見えなくもない。小藪の主張はそんな視聴者の疑問を代弁したと言えるかもしれない。
(木村慎吾)