ジャニーズのアイドルグループ・V6が、いま10代後半から20代前半にファン層を増やしているという。
世代的にはSMAPと嵐に挟まれた“谷間”という印象も否めないV6だが、筆者の周辺にも「母親がイノッチ(井ノ原快彦)のファンでコンサートに一緒に行き、三宅健のファンになった」という女子大生や「母親が岡田准一のファンで、V6が出演するテレビ番組をよく見ているうちに、娘は坂本昌行のファンになった」という人がいる。
最年長の坂本昌行と最年少の岡田准一で9歳差あるというのも、母娘で応援できる要因になっているのかもしれない(前述の例では母親が岡田ファン、娘が坂本ファンと、あべこべ現象ではあるが)。
なぜ、娘世代が若いジャニーズに行かないのかと言えば、答えは明白。未成年との飲酒問題が浮上したNEWSの小山慶一郎や手越祐也の例を出すまでもなく、女性アイドルやファン、艶系女優らと簡単に“繋がってしまう”というのが、ジャニーズタレントのイメージになりつつあるからだろう。
一方で、V6の妻帯者は長野博が白石美帆、井ノ原が瀬戸朝香、岡田は宮崎あおい、森田剛が宮沢りえと、妻が女優・タレントとして錚々たる顔ぶれ。自分はいい歳のオジサンなのに、やたらと若い女の子に手を出したり、元モデルの一般女性という相手との結婚などは、ファンも引いてしまうのだろう。その心理はジャニーズファンだけではなく、例えば高橋一生が森川葵と噂になると落胆するファンが多かった一方、玉木宏と木南晴夏との結婚話が報じられた時は好感度が上がっていることを見ても明らかだ。
V6が10代のファンが増えたことに関しては、メンバーの三宅も自身のラジオで触れており、「世代交代しちゃったのかな?」と寂し気だった。普通なら若い子から人気といわれれば嬉しいはずなのだが、そうではないところも好感触。
アイドルも歳を取る。そのときファンは「結婚しちゃダメ!」とまでは言えない。しかし、その相手が「誰か?」というところは注視している。そして、結婚後も応援を続けるかどうかの見定めとして「女を見る目があるか」を重視するのだ。
(琴葉)