年末年始のハワイと言えば、芸能人が正月休みを過ごす人気スポットだ。成田空港で報道陣に囲まれる姿は人気者のバロメーターで、そんなハワイ好きには木村拓哉や木梨憲武、ヒロミや米倉涼子といったビッグネームが少なくない。ところが東京五輪が開催される2020年以降、ハワイから芸能人の姿が激減する可能性があるというのだ。いったいハワイに何が起こったのか。トラベルライターが語る。
「ハワイ州のデービッド・イゲ州知事は7月3日、サンゴ礁白化の原因物質を含んだ日焼け止めの販売を禁止する法案に署名。同法案は2021年1月1日に発効することとなりました。市販の日焼け止めではほとんどの製品に禁止物質が含まれているため、対策品が出回らない限り、ハワイでは日焼け止めを使えなくなります。しかしハワイの紫外線量は日本の2倍以上も強く、日焼けを防ぎたい芸能人にとって日焼け止めが使えなくなるのは大打撃。そのためハワイへの渡航を避ける芸能人が続出するのは避けられないでしょう」
同法案によると、観光客が持ち込んだ日焼け止めは規制の対象外。しかしサンゴの白化を防ぐという大義名分があるため、いずれは禁止物質を含んだ日焼け止めの持ち込み自体が禁止になる可能性もあり得る。そうなると別の面でも大きな影響が出てくるという。
「日焼け止めが全面禁止となったら、ハワイでのグラビア撮影やロケ番組も撤退を余儀なくされるかもしれません。海外ロケの中でもハワイロケにはご褒美的な意味合いもあり、『仕事で海外に行くならハワイがいい』という芸能人は少なくないもの。しかし日焼けが避けられないとなれば、二の足を踏んでしまうケースもでてくることでしょう」(芸能ライター)
今後は「ハワイで焼いてきました!」というのが芸能人にとってステータスになるのかも?
(金田麻有)