夏を代表する野菜のひとつが「ズッキーニ」。店頭に並ぶ姿を見かけることも多いと思います。でも、美味しく食べる方法がわからないという人もいるかもしれません。そこで、ズッキーニの特徴と美味しい食べ方をご紹介しましょう。
料理研究家の浜内千波さんの著書「浜内千波 調理の新常識:栄養を逃さず、料理はもっとおいしく、簡単になる!」(主婦と生活社刊)によると、ズッキーニにはビタミンCやタンパク質、カリウムなどが豊富に含まれており、低カロリーで淡白でほのかな甘みがあることが特徴なんだとか。ただし、ビタミンCとタンパク質分解酵素は加熱すると失われるので、生で食べたほうが栄養面でオススメとのこと。他にも、タンパク質分解酵素があるため、肉や魚の消化吸収がよくなるといったメリットもあるそうですよ。
「食材健康大事典」(時事通信社刊)では、オススメの簡単メニューとして、「ズッキーニのハーブソテー」が紹介されています。7ミリの厚さに輪切りしたズッキーニをバターとニンニクで炒め、白ワインをして蓋をしたら塩胡椒で味を整えます。これにタイムをふりかければ、美味しいズッキーニの完成です。
このように簡単にできるものもありますが、浜内さんの著書では、マグロを使った「ズッキーニのカルパッチョ」が紹介されています。美味しさもさることながら、ズッキーニの酵素の力でマグロがやらかくなるそうですよ。しかも、生で食べるので栄養もたっぷり摂ることができる、うれしい食べ方なんだそう。
ちょっと苦手という人も、せっかくの“旬菜”です。この夏、ズッキーニの美味しさを極めてみるのもよいのではないでしょうか。