7月14日に放送される大型音楽番組の「音楽の日」(TBS系)に、ジャニーズ事務所から8組のグループが出演することが分かった。7月10日に発表された第三弾出演アーティストにて明かされたもの。同番組のMCは中居正広が務めており、ジャニーズからは都合9組が出演することになる。そんな「ジャニーズまつり状態」に関して、芸能ライターが指摘する。
「今回の『音楽の日』では驚くべきポイントが2つあります。一つはDA PUMPとの共演、そしてもう一つは名古屋を地盤とする男性アイドルグループ『BOYS AND MEN』(ボイメン)との共演です。DA PUMPについては7月7日放送の『THE MUSIC DAY』(日本テレビ系)にてすでに共演を果たしていましたが、まさかここでボイメンとの共演まで解禁されるとは。時代の変化を感じずにはいられません」
かつて芸能界では、男性アイドルグループはジャニーズ事務所の所属グループとテレビで共演できないという不文律があったと言われている。その掟は絶対的で、97年にデビューしたDA PUMPが「MUSIC STATION」(テレビ朝日系)に出演した際には、出演予定だったKinKi Kidsが急きょ出演を取りやめ、普段は7組が出演する同番組で6組しか出演しないという異常事態が報じられている。
ただDA PUMPに関しては、かつての4人体制から現在はリーダーISSAのワントップへと姿を変え、ジャニーズ的な男性アイドルとは大きくタイプが変わったこともあり、共演が解禁されたとの見方もある。それに対してボイメンとの共演に関しては、業界内から驚きの声が続出している状況だ。芸能ライターが続ける。
「今回はあくまで『和田アキ子 with BOYS AND MEN 研究生』としての出演であり、ボイメン本体との共演ではないという立場なのでしょう。そうであってもボイメンはいまや、ジャニーズが最も気にしている存在です。16年9月に発売したシングル『YAMATO☆Dancing』は初週に21.1万枚を売り上げ、Kis-My-Ft2『Sha la la☆Summer Time』の26.7万枚に肉薄。もはやボイメンとの直接対決ではランキング1位の座を奪われかねないほどのデッドヒートを演じています。それゆえ今回、司会の中居がボイメン研究生たちにどのように接するのか、業界からは熱い注目を浴びているところです」
今回は和田アキ子の顔を立てての特別措置なのか、それとも今後も音楽番組での共演はあるのか。ジャニーズとボイメンの熱い戦いからは目が離せない。
(白根麻子)