頭皮のかゆみやニオイ──とくに夏は気になりますよね。実は、思った以上に人からもチェックされているようなんです。
エイジングケア化粧品や健康食品を製造販売するアンファーが実施した、アラサー世代(25~34歳)の男女500名を対象とした「夏の頭皮」に関する意識・実態調査で、電車、職場、ライブ会場、合コンなどで、頭皮をかいたり頭皮からニオイがしたり髪の毛がベタついていたりなど、女性の頭皮異常を目撃したという人が7割弱もいたことが発覚したんです!
アンファーの研究員である北川愛子さんによると、「かゆみ」は頭皮のムレ、「ニオイ」は直射日光による皮脂の酸化、「ベタつき」は洗い過ぎが原因のこともあるのだそうです。そこで、北川さんに、それぞれの対策を教えていただきました。
●頭皮のムレやニオイ対策
「帽子をかぶること自体は、紫外線や直射日光から頭皮を守ることになりますので、決してNGではありません。問題なのは、長時間かぶりっぱなしで頭皮がムレること。屋外で過ごすときには、こまめに日陰に入って帽子を脱ぎ、ムレを逃がすようにしましょう。また、帽子はできるだけ通気性のよい素材のもので、髪を圧迫しないものを選びましょう。帽子をかぶらない場合、日傘をさすのがオススメです。
まとめ髪についても、ときどき髪を結び直したり、ハンカチなどで抑えてこまめに汗をふきとったりするとムレにくくなると思います」
●頭皮のベタつき対策
「夏は汗をかくため、朝も夜もシャンプーしたくなりますが、洗い過ぎると頭皮の皮脂が多く分泌されるため、シャンプーの回数を減らすことが大切です。また、ゴシゴシ洗いは洗い過ぎるだけでなく、頭皮も傷つけてしまうので避けること。洗い方のコツは、入浴前に一度、髪をブラッシングすることです。ホコリや古くなった角質が浮いて、これらの汚れを洗い流しやすくします。
洗い過ぎと同様に、洗浄力の強過ぎるシャンプーも、皮脂を取り過ぎた分、頭皮が過剰に皮脂を分泌して補おうとするため、かえってベタつきを招くことがあります。頭皮を守りながらやさしく洗えるシャンプーを使いましょう」
メイクやファッションにこだわって見た目をきれいにしても、頭皮のトラブルがあっては台無し! そうならないためにも、頭皮のかゆみやニオイ、ベタつきが気になる方は、ここで紹介した対策をぜひ実践してみてくださいね。