女優・吉岡里帆主演の連続ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(フジテレビ系)の視聴率が伸び悩み、波紋を広げている。
「このドラマは、『ビッグコミックスピリッツ』に連載されている柏木ハルコ氏の漫画が原作。生活保護の現場を舞台に、新人ケースワーカーが戸惑いながらも成長していく姿を描き、福祉の現場からも高い評価を受けています。それだけに、この視聴率には驚きました。主役の義経えみるを演じるにあたって、吉岡自身も専門書を読んだり実際に働いている若手ケースワーカーを取材するなど随分熱心に勉強していたようですが…」(テレビ誌記者)
番組を観た視聴者からは、「吉岡里帆は可愛いけどなぁ~ドラマがあんまりやなぁ~」「何かこう惹かれるものがなかった。残念!」といった、内容に対する厳しい意見もあった。しかし、視聴率不振の原因はそれだけではないという。
「主役を演じる吉岡は、1月期の『きみが心に棲みついた』(TBS系)に続く、連ドラ主演。前回の全話平均視聴率も7.7%と振るいませんでした。しかも、前回演じた“キョド子”役に対して『観ているだけでイライラする』『痛々しくて見ていられない』といったネガティブな意見も続出。今回ドラマを観た視聴者からも、『キョド子はもういいです』といった厳しい声がネットに寄せられています。前回の連ドラからわずか3カ月。まだまだ役柄のネガティブなイメージが払拭されていないのではないでしょうか」(前出・テレビ誌記者)
さらに、吉岡自身のキャラクターを問題視する指摘もある。
「NHKの朝ドラ『あさが来た』や連ドラ『カルテット』(TBS系)で、演技力を高く評価する声がある一方で、番宣などでバラエティ番組に出演した際、共演者たちに媚びるような彼女の素振りを見て“あざとい”“計算高い”と見る女性視聴者が少なくないのです」(放送作家)
二度目の主演だけに、今度こそ結果を残したい吉岡。視聴率回復の秘策はあるのか。今後の展開を見守りたい。
(窪田史朗/写真:パシャ)