8月1日に放送された朝ドラ「半分、青い。」(NHK)第105話にて、ヒロインの永野芽郁が夫に「死んでくれ」と衝撃的なセリフを口にし、物議を醸している。
「105話は、永野演じる鈴愛が、間宮祥太朗演じる夫・涼次から離婚を切り出されるという展開でした。子供が生まれ、映画監督という夢を諦めたかに見えた涼次でしたが、娘が5歳を迎えた誕生日に突然、『映画の世界が僕を呼ぶんだ』と監督デビューのチャンスを掴んだことを報告。さらに『退路は立ちたい』『僕は定職につかない。フリーターになる。家族は邪魔になる』と発言したことで、妻の鈴愛は絶句し、『死んでくれ』と冷酷な表情で言い放ちました」(テレビ誌記者)
朝ドラとは思えないこの修羅場シーンに、視聴者の間では「こんなクズ夫、死ねと言われて当然!」「朝からこんな台詞は聞きたくなかった」と賛否が飛び交っている。
またドラマの涼次は、100円均一店での仕事を辞めるとはいえ、ベストセラー原作の大手配給作品にて映画監督デビューすることが決まっており、収入もアップするはず。にもかかわらず、生活の不安定さを押し出して離婚の理由としたことに関して「映画監督で家族を持つ人はいくらでもいるのに」「メジャーデビューできるのにフリーターでダメ人間になるみたいな理論が理解不能」「涼次って“家族が邪魔”とか、そんな酷いこと言うキャラだったっけ?」と疑問の声もあがっている。
これらの流れは、今後の展開が関係している可能性があるという。
「7月5日に発売された『女性セブン』が、9月中旬以降に放送されるネタバレストーリーを掲載しています。それによると、主人公は50歳間近にして、これまでボタンの掛け違いで結ばれなかった佐藤健演じる律と再開。そしてようやく自分の心に素直になれるようになり、残りの人生を一緒に歩んでいくんだそうです。さすがに朝ドラで不貞シーンは描けないでしょうから、今回はのちの展開のため、多少強引な形でも鈴愛と涼次を離婚させるしかなかったのでしょう」(前出・テレビ誌記者)
完全に噛ませ犬となってしまった涼次。はたして「半分、青い。」は、視聴者の納得するような結末を迎えることができるだろうか。