ドラマファンのハートを早くもつかんでいる山田孝之&菅田将暉のW主演ドラマ「dele」(テレビ朝日系)。死者が残した不都合な“デジタル遺品”を秘密裏に抹消する仕事を請け負う、車いす生活を送っているプログラマー・坂上圭司を山田、フリーランスのなんでも屋で、現在は圭司の手足となって依頼人の死亡確認や、依頼人のパソコン、スマホなど、デジタル遺品の具体的な所在を探す真柴祐太郎を菅田が演じている。
7月27日放送の第1話放送中から、ツイッターを中心に「山田と菅田の相性がめっちゃいい~」「まるで映画みたいなドラマで見応えある!」「このドラマは当たりでしょう」といった声が続出した。
「23時15分スタートで視聴率は5.5%はまずまずでしょう。この作品は昨年1月期放送のドラマ『カルテット』(TBS系)と同じように“腰を据えて視聴しなければ展開がわからなくなるドラマ”。何かをしながら気楽に視聴したい人には不向きです。さらにドラマ開始時に山田が『頭のいい人の役は2度とやりたくない』『圭司は抑揚のない、早口でしゃべらないとらしくない。だから演じる側として大変』とコメントしていたように、圭司は膨大なセリフ量を淡々としゃべり続けるので、聞き漏らさないようにするのが至難の業なんです。放送では菅田演じる祐太郎が『今なんて言った?』『えっ?』などと圭司の話を聞き直すシーンが数カ所あったため『圭司の話を聞き返す祐太郎に超共感!』といった声も少なくありませんでした」(テレビ誌ライター)
ガッツリ見ることを求められる、歯応えのあるドラマが、どこまで視聴者に受け入れてもらえるのか。今後が楽しみだ。