みなさんは、1日のうちでどのくらいの時間を“立って”過ごしていますか? 実は、ボーッと立って待っているだけの時間にダイエットトレーニングをすることで、くびれや美脚の実現、消費エネルギーのアップが可能なんですよ。
■姿勢の工夫でくびれをつくる
立っているときに猫背になっていたり、片方の足に重心が偏っていたりすることは、代謝を低下させる大きな原因です。逆に、姿勢を正すことで、お腹を凹ませてくびれをつくることが可能になります。そのために、次の3つのポイントを意識して立ってみましょう。
1.お腹を凹ませ、頭はできる限り上に持ち上げる
※お腹を最大限伸ばすように意識しましょう
2.お尻を締めるように力を入れて、両足の内側に重心をおく
3.胸を張り、背筋を伸ばす
※反り腰にならない程度に、自然と胸を張ります
ゆっくりと呼吸しながら凹ませたお腹が戻らないように力を入れ続けます。この姿勢を維持するにはお尻やお腹の筋力が必要なので、これだけで体幹の筋肉を鍛えるトレーニングになりますよ。
■爪先立ちになる
姿勢を正すのに苦しくなったら一旦脱力して、その間に脚を鍛えましょう。立っている間中、爪先立ちになるだけです。太ももの内側に力を入れるイメージで取り組むと、太ももからふくらはぎまで、内側全体を鍛えることができますよ。
これに慣れてきたら、爪先立ちのまま姿勢も整えましょう。ダブルで行うと、脚とお腹を同時に鍛えることができます。電車の中、エレベーターの待ち時間、料理中のキッチンなど、「立っている」時間を利用して行うことで、エネルギーを消費する「筋肉」を鍛えることが可能です。日々のちょっとした工夫で筋肉に刺激を与え、消費エネルギーを増やしましょう。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)