だしをとって作る「だし汁」といえば料理に使うものですが、実は、そのまま健康ドリンクとして飲むという使い方もできるようなんです。
ヴィヴィッドエイジング研究家の小池能里子さんは「50歳からのどんどんキレイになる『心』と『体』の美レッスン」(三笠書房刊)の中で、だし汁を朝に飲むという習慣を紹介しています。
これは、10cmほどの昆布を自家製の粉末のだし大さじ1杯くらいと共に、水500ccに入れて一晩置いた水だし汁。その自家製の粉末だしには、かつお節、サバ節、煮干しの頭が含まれているので、あらゆるだしが入っていることになります。このだし汁にはカルシウムや亜鉛などのミネラルがたっぷり含まれるため、インスタント食品好きで、亜鉛不足に陥りがちな人ほど試すべきとされています。
また、だしをとった後は、昆布やかつお節、煮干しなどの残りかすである「だしがら」ができます。これは「ふりかけ」にしたり、「佃煮」にしたりと、再利用してアレンジもできるんですよ。マルコメのサイトでは、昆布のだしがらを使った「昆布と油揚げの炊き込みご飯」や、かつお節のだしがらを使った「ソフトふりかけ」のレシピが紹介されています。
だしはシンプルで質素なイメージがありますが、これらの栄養補給や再利用のアイデアで、毎日の食生活をより充実させることができそうですね。